第55 回歴史講座                                                           日時: 12月2日(日)13時30分~15:30(予定)                  題目: 長寿の武将たち                           場所:北区区役所多目的室                  講師:   深堀政喜                                        参加者: 21名

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人生50年と言われた戦国時代から幕末までで長寿だった武将とその健康法に迫ります。

 

       

 

 

  1. 北条早雲(伊勢新九郎時盛)・・・北条を名乗るのは没後

 

(備中高越城で1432年又は1456年生、1519年没 享年88歳又は64歳)

 

・早雲→氏綱→氏康→氏政→氏直の5代100年の礎を築いた。

 

※毎日梅干を食べ、家臣にも屋敷等に梅を植えさせ梅干作りを推奨、小田原名物となる。

 

梅干の効用;クエン酸→疲労回復、食中毒予防、血管若返り

 

2.徳川家康

 

1542年三河国岡崎城で松平広忠嫡男として出生。1616年没 享年75歳)

 

1600年;関ケ原勝利、160362歳で征夷大将軍、74歳で豊臣氏を滅ぼす

 

※鷹狩り、麦飯、漢方医学を好み、家臣の病気や負傷に自ら薬剤を処方した。

 

 鷹狩りは情報収集と体力の維持、麦飯は胃腸の管理、漢方薬は免疫力向上

 

3.天海

 

1536年会津の蘆名氏の一族として出生説あり、1643年没、享年108歳?)

 

1599年;喜多院第27世住職1616年家康の神号を東照大権現とし日光に改葬

 

※粗食、少食が長生きの秘訣と心得ていた。  

 

 粗食→雑穀類は食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富。腸内環境を改善、過食は短命

 

4.伊達政宗

 

1567年出羽国米沢城で輝宗の嫡男として出生、1636年没、享年70歳)

 

1584年;18歳で家督を継ぐ、大内、畠山、蘆名を攻略24歳で奥州をほぼ制覇

 

※仙台味噌醸造所を設ける。はらこ飯を好む。派手好み、好奇心旺盛(ローマ使節)

 

 仙台味噌→大豆が多く発酵期間が長く整腸効果大、はらこ飯→鮭の身といくらの滋養

 

5.宮本武蔵

 

(美作国で1584年生父は十手の名人田原家定、無二斎は養父、1645年没62歳)、

 

・水墨画家として芦鴈図、武蔵鵜図等を残す。晩年には「五輪書」著す。

 

※玄米の糒(干し飯)を常にかみ砕く。水墨画に長け鳥の絵を多く残した。

 

 玄米→ビタミンとミネラル食物繊維豊富、咀嚼→顎の運動で脳に刺激

 

6.徳川慶喜

 

1837年江戸水戸藩邸で徳川斉昭の7男として出生、1913年没、77歳)

 

1866年;将軍に就任も新政府に敗れ大政奉還。69年静岡で隠居多趣味に没頭

 

※豚肉を好み薩摩から取り寄せ、好奇心旺盛→写真、自転車、投網、囲碁、狩猟等々

 

 豚肉→タンパク質、ビタミンB1、ナイアシンが筋肉や内臓、血液強化、疲労回復

 

まとめ

1.あの部分を使え

 顎、足、頭を活発に使うと若返りホルモンが分泌、血流が良くなる。

2.民百姓の食材を侮るな

 雑穀、糠、大豆、発酵食品、緑黄色野菜などビタミン、ミネラルの摂取

3.ストレスを溜めずに消却せよ

 自分に合ったストレス解消法実践、笑う、リラックス、精神集中などで免疫力アップ。